ゴールデンウィークの大連休の中、新元号の「令和」時代がスタートしました。公的な文書や契約書などでは、まだまだ西暦より、和暦表記が一般的かと思います。
およそ30年間続いた「平成」は、バブル景気の崩壊から長いデフレ経済の時期を経て、その間、不動産業界では倒産や長期低迷が続きました。
30年経つと世代交代も進み、建物もすっかり老朽化し、新しいサイクルが始動するのかどうかのような建築ラッシュのプチ好景気もおきています。
これからの「令和」がどのような時代になるのか。少子高齢化がますます加速して、人口は減り住宅は余るのか。30年後になってみないとわかりませんよね。
ごく見慣れたコインパーキングに並ぶ車たちですが、白い車の前にだけ何かが置いてあります。
レンタカーなど貸渡用車両として登録される「わ」ナンバーの付いた車です。実はこれが1台の車を時間ごとに区切って複数の人で使うカーシェアリングサービスです。レンタカーと大きく違うことは、設置車両は固定され、無人でセルフ貸出返却をするということです。
ただ無人ゆえ、心配な点もあります。利用者によっては使い方がわからなかったり、軽微な破損を知らんぷりして返却したり、返却後の車内・車外が汚れている場合があります。賃貸業の一番苦労する点は、当初の貸した状態で返ってこなかったり、次に貸し出すには困るような汚れがある時の回復作業です。貸出毎ではないにしても時々洗車や車内清掃をしに来ているようではありますね。
家に次いで高い買い物といえば自動車。賃貸住宅と同じように、自動車でもマイカーを持たずに必要な分を借りるというシェアリングサービスが普及しはじめています。
大震災があった3月は、日ごろ忘れがちな災害への備えをもう一度再確認する月となりました。みなさんわかっていると思いますが、今一度、点検や心構えなどしていただきたいです。
さてその中でも防災行政に熱心な東京都は、2018年度に「仮想現実VR防災体験車」なる特注の大型トラックを導入しました。振動や匂い、水しぶきなどの臨場感を感じながら災害映像ゴーグルを装着して画像を見る体験車です。
一度に8人の座席しかないので、開催場所によっては整理券の発行や順番待ちの行列ができそうなものですが、無料にもかかわらずここでは数人しか待っていませんね。
ナンバープレートは119。車両本体価格はなんと1億3,000万円。都民およそ1,300万人ですので、授業料一人10円と考えれば、安いか?高いか?
勝田方面行きのホームに列車がやってきました。ここは「ひたちなか海浜鉄道」の終点、阿字ヶ浦駅です。典型的な地方のローカル線で、終点駅で降りたお客さんは1名でした。
こんな感じの状態であれば廃線も致し方ないとのことで茨城交通のローカル線から、2008年、第三セクターの鉄道会社が設立されたのですが、公募による敏腕社長の就任とともに業績が改善しています。この終点阿字ヶ浦駅から先、国営ひたち海浜公園まで約3kmの延伸も計画しているとのことだから夢は大きいです。
沿線への観光客誘致やパークアンドライドで利用客を増やすだけでなく、宅地化にともなう通勤通学客の利便性に配慮した運行ダイヤの見直しなど、鉄道本来の魅力を磨き続けている成果がこの10年で見えてきています。
こちらはなんの変哲もない無人駅の「金上駅」なのですが、これが改革の肝です。全線単線の海浜鉄道にとっては上下線の列車交換をするための設備さえもなかったということで運行本数に大きな制約がありましたが、駅ホームの乗り場を増やし、2面に増強したことで列車のすれ違いができ運行本数が倍増できたとのことです。だからこの駅の名は金運が上がる駅だと言われたとかどうとか…。
駅ナカといえば、通勤通学のついでに寄れる、飲食店や持ち帰り商品の販売店でおなじみですが、JR東日本がさらなる駅の空きスペースを活用すべく実証実験を開始したのがコレ。
シェアオフィス。改札内の広い乗り換え通路で、店舗には狭く、公衆電話ボックスが置ける程度のスペースです。仕事用だけでなく、個人の方の勉強部屋としての利用も想定されています。
中はマンガ喫茶の個室のようなモニター装備の広めデスクに固定式の椅子となり、デスクワークをするには十分です。
マンガ喫茶と大きく違うのは、個室の天井が完全に閉じられ防音がされ、個室空調が効くことです。中に入ってしまうとしっかりとした密室感がありますので、集中して作業をするには良さそう。あとは利用料金や利用頻度などのバランスがどうなるかですね。