税金の計算は複雑で分かりにくく、手続きも面倒というのが一般的な印象です。2008年からスタートしたふるさと納税制度ですが、支援サイトの増加や返礼品競争により、制度の適用者が増えています。
元々年間の所得に応じて所得税や住民税を払っている訳ですが、これとは別に自治体に寄付した相当額分が、納税額から控除(もしくは減額)されるだけなんですね。計算上はほぼプラスマイナスゼロなだけですが、ポイントはお礼の品がもらえる差額分がお得ということです。
注意しなければならないのは、控除の対象となる納税額が多くないと、超過分は純粋な寄付となっていきます。ふるさと納税とは寄付金税額控除をわかりやすく制度化したものなのです。
いずれにしましても、寄付金は寄付した先の自治体に有効活用してもらい、地域活性化をしてほしいものです。制度についての詳細は、区市町村の自治体担当課もしくは税理士等にご確認ください。
人口減少による利用客の減少はどの地域、どの商売にとっても深刻な問題となりつつあります。再開発事業や地域活性化プロジェクトなどで、少しでも魅力を高めようと各地域でアイデアを競っています。
その中で東急電鉄は、10月9日に開通90周年記念として「池上線フリー乗車デー」を企画しました。池上線は品川区・大田区などの都区部を走るものの平屋駅舎や車両編成も短くローカル線風情がある路線です。商店街や名所史跡を観光資源として活かし、沿線を知ってもらおうということなんですね。
さて、その当日の様子はというと、朝のラッシュアワーの混雑といいますか、有名テーマパークのような人混みといいますか、狭いホームは人であふれ、商店街には行列ができ、集客イベントとしては大成功です。
あとは、鉄道や商店街の利用者となる住民の定着、沿線の歴史や自然などの魅力で一般観光客を継続的に呼び込めるかどうかといったところでしょう。
関東地方の鉄道会社で共通に使えていたプリペイド式磁気カード「パスネット」をご存知でしょうか。キップを買わずに自動改札機で入場することができ、出場すれば裏側に記録が印字される仕組みです。
今ではプリペイド式ICカード「PASMO」に置き換わり、その役目を終えています。つまり、販売もしていなければ利用もできない状態です。
所有者には駅頭で残金の払い戻し手続きの告知を行っているようなのですが、お気付きでない死蔵カード状態の方もけっこういそうですね。
現金以外の支払い方法が増えて便利になる一方で、規格の乱立や技術革新で古い方式が使えなくなるなど、利用者が置いてけぼりになることは避けていただきたいです。
クロネコヤマトの営業所の一角に、自動販売機と並ぶ箱型の機械を見かけました。
証明写真機や現金自動預払機などとは違って、全くの箱型です。これが宅配ロッカーだったんですね。防犯カメラやタッチパネルが付いていて、無人で管理できるようにはなっています。
ネット通販の普及により宅配の荷物量が増大していますが、それに反して在宅率は下がっているための解決策として、宅配ロッカーが注目されています。個人宅や共同住宅で取り付けるには、かなり価格が高いのでありがたいですね。駅にあるコインロッカーに次いで、このようなロッカー業が成り立つ時代なのですね。
しかし、この宅配ロッカー自体の利用料は無料のようなので、提携している配送業者がなにかしら負担しているということになりそうです。
毎年恒例の賃貸住宅フェアが7月下旬に東京ビッグサイトで開催されていたのですが、あいにくの天気もありまして、来場者はちょっと少ない様子です。入口横の受付カウンターに行列がありません。
太陽光発電、相続税対策や低金利政策など、大きなテーマがある年ですと関心のある方々が多くいらっしゃるのですが、今年は賃貸住宅の供給過剰懸念などもあり、材料出尽くし感があります。
そうは言っても、各種セミナーには座席がいっぱいになるほどの聴講者もおり、今後の厳しい競争を勝ち抜くために、熱心に聞き入る様子も見られました。
今年の出展企業で目についたのは、宅配ボックスのメーカーや、スマートフォンを活用し設備投資が不要の駐車場サービスアプリなどでしょうか。
トトロの森と呼ばれている八国山緑地の南には、かつて田んぼだったところを公園として整備した北山公園があります。6月の2週間ほどですが、菖蒲まつりが開催されていました。
品種改良されて、様々な色や花びらの開き方など美しさが競われています。
梅雨空の小雨の中、都心から近いということもあり、観光客がたくさん来ていました。
ここは東京都の東村山市ですが、こんなに緑の豊かなところが残されているんですね。